今回塾が開催される波佐見町は四方を山に囲まれた内陸の町で、佐賀県有田町とも接する町です。波佐見町は約400年前からの焼き物の町で、町の総人口1万6千人中の2千人以上が窯元や卸売りなど窯業にかかわり、日用食器を全国に出荷しています。また窯業の他に農業も主要な産業であり、稲作を中心に行っています。
1. 窯業
■畑の原窯
慶長年間(1596〜1615年)の築窯と推定されるもので、国の史跡。波佐見町最古の窯跡の一つとされる。
階段状の登り窯、焼き損じの皿などを発掘当時のままの状態で展示。
窯室24室、全長55.4m。手前部分は現在も使用できる。
■中尾上登窯
天保元年(1644)始めて建立上登窯の全長は170メートル以上、窯壁の幅が7m前後で、当時、世界最大級であったと確認された。
窯室33室。
2. 農業
■鬼木棚田
日本棚田百選に認定された名勝地です。秋には鬼木棚田まつりが開催されます。