新庄村について | 関係者一覧 | タイムテーブル |
当日の様子 1日目 | 当日の様子 2日目 | 村民プログラム |
参加者の感想 | 報告書(PDF/3.40MB) |
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新庄村は、岡山県の西北端に位置する、人口約1000人、370世帯の村です。明治22年の村政施行 以来一度の合併もなく、大字のないのが特徴です。また、「毛無山」を主峰とする1000m級の美しい連山 に囲まれ、岡山県三大河川のひとつ「旭川」の源流域にもあたります。
古くは、山陰と山陽をつなぐ出雲街道の宿場街「新庄宿」として栄え、砂鉄、木炭などの主産業で発展 してきました。現在は、水稲のヒメノモチ米生産や黒毛和牛の子牛生産、林業が中心ですが、旧出雲街 道は、今も当時の面影を残す風情ある通りとなっています。日露戦争勝利を記念して道の両側に植えら れた桜にちなんで、現在は「がいせん桜通り」と呼ばれ、春に開催する「がいせん桜まつり」には、毎年5万人もの人が訪れます。
新庄村の名産品は、なんといっても「ひめのもち」です。白く、甘みがあってキメが細かく、コシがあって のびが良いのが特徴で、大変人気があります。
おいしさの秘密は、豊かなブナ林が時間をかけて生みだす清らかな「水」、堆肥を何十年も入れ続けて いる「土づくり」、たゆまぬ努力と研究でここまでの技術を築いた「新庄村民の気質」でしょうか。新庄村民 は、時には仲間、時にはライバルとなり、励まし合って「米づくり」をしています。水も土も、人と人も、上手 に関わり合ってきたからこそ、現在のおいしい「ひめのもち」が生まれたのです。
今年(2009年)、新庄村は「日本で最も美しい村」として承認され、「日本で最も美しい村連合」に加盟しました。「出雲街道新庄宿とがいせん桜」「毛無山」を代表とする良質な地域資源が豊富にあり、その資源を生かした村民の活動が活発であると認められたためです。選考の際には、33の加盟村(2010年1月現在)の中で最高得点を獲得し、大変高い評価を得ました。その誇りを胸に、これからも健康で元気な村を目指していきます。
●主催:
「第五回日本再発見塾」実行委員会
●協賛:
旭化成ホームプロダクツ株式会社
アサヒビール株式会社
株式会社空
久米繊維工業株式会社
株式会社大伸社
●協力:
アディダス ジャパン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
全日本空輸株式会社
●後援:
岡山県/新庄村/構想日本
東京財団
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1日目:平成21年11月14日(土)
13:30 |
開講式 会場 :ふれあいセンターに集合しました |
14:00 |
第一部 「つながりに支えられた村」 聞き手:塩野米松(呼びかけ人) 地元達人:岩佐重五郎、藤井篤、本田吉代 電気やガス、車がなかった時代、人々は助け合い、地元の森や川の資源を上手に使って生活していました。地元のお年寄りの、過去60〜70年の暮らしぶりの中から、人と人、人と自然、今と昔など、様々な知恵や工夫にあふれた生活を学びました。 |
15:20 |
<休 憩> |
15:30 |
第二部 野外活動 新庄村は一度も市町村合併したことのない村です。今も残る豊かな日本の「村」 の暮らしに触れ、日本人の足元を見つめ直しました。 |
「宿場街の営み」 (訪問先:がいせん桜通り) 呼びかけ人 : 黛まどか、茂木健一郎 地元達人 : 芦川巖、渡邉算人 |
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「森と暮らし」 (訪問先:毛無山周辺) 呼びかけ人 : 塩野米松、高橋世織 地元達人 : 池田仁士 |
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「食のつながり」 (訪問先:新家さんの田んぼ・民俗資料館等) 呼びかけ人 : 野ア洋光、藤原誠太、麻殖生素子 地元達人 : 坂本英雄 |
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18:30 |
第三部 夕食交流会 会場: ふれあいセンター 呼びかけ人 : 野ア洋光 地元達人 : 島秀子、新庄のお母さん達 料理人 野アさんから日本の食の自給率や食文化についてお話を伺いました。 島達人より新庄村の食材で作られたお料理のご紹介をいただき、その後、 島達人をはじめ新庄村のお母さん方が、心を込めて作って下さった郷土料理 を沢山いただきました。 美味しく満腹だったけれど、翌朝にはお腹もすっきり。日本食のすごさを実感し ました。 地元の民謡の披露も、素晴らしく、アンコールがかかりました。 |
20:30 |
各民泊先へ |
2日目:平成21年11月15日(日)
早朝 8:20 |
朝食 各ホームスティ先でいただきました 会場「ふれあいセンター」に集合 |
8:30 |
村民コーラスの披露 保育園児銭太鼓披露 |
9:00 |
第四部 『歌垣』復興 歌・俳句で始める新コミュニケーション 呼びかけ人 : 上野誠、黛まどか 『歌垣』について、上野さんのお話を伺い、古の日本へ思いを馳せました。 その後、愛の問歌・問句の作者が選者となって、寄せられた答歌・答句の中から 心が通う作品を抽出しました。 選ばれた作品の作者には、問歌・問句作者より素敵な贈り物もありました。 |
10:45 |
第五部 放談会 小さな村で過ごした2 日間を振り返り、私たちの暮らし、幸せ、そして日本文化の 何を守り、何を残すのか等について話し合いました。 |
12:15 |
第六部 昼食会 場所: ふれあいセンター前 料理人 野アさん監修、新庄村のお母さん達の力作(お弁当と、つきたての ヒメノモチのお雑煮、あんこ餅やよもぎ餅)をいただきました。 地元特産「ヒメノモチ」のもちつき実演も楽しかったです 青空市 場所: ふれあいセンター前 (お米、お餅、白菜、大根等々) 新庄村特産品を購入できた青空市。もち米、お米、そして、採れたて白菜、大根 等々、美味しい食材が一杯でした。 |
13:45 |
閉講式 |
14:20 |
村外からの参加者は帰路につきました |
15:00 |
「日本再発見塾」村民プログラム 会場 :ふれあいセンター 今回から村民のためのプログラムを開催しました。 村外の参加者から寄せられた「新庄村で感じたことアンケート」での回答をもとに 村民の皆さんと話し合いました。 |
17:00 |
終了 |