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当日の様子 1日目 | 当日の様子 2日目 | 報告書(PDF/9.2MB) |
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全国各地から多くの参加者が集い、なかでもほとんどの参加者が利用した、いわて沼宮内駅はたいへんな賑わいを見せた。駅長のご配慮により横断幕の掲示や、手作りのポプリが配布され、華々しく和やかなストーリーの始まりを予感させた。
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宿舎や部屋割りごとに分かれてバスに乗り込んだ参加者は、開講式会場である、廃校を利用したエコスクール、「森と風のがっこう」に向かって、バスに揺られた。参加者は葛巻ボランティアスタッフの気さくな町紹介を聞いたり、自己紹介をし合うなど、それぞれ打ち解けながら開講を迎えた。開講式では、葛巻町町長中村哲雄氏挨拶や、スケジュールの合間を縫って駆けつけていただいた増田寛也岩手県知事挨拶、そして、参加講師陣らが意気込みを語った。
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「森と風のがっこう」での開校式、昼食を済ませた参加者一同は、地元達人のひとりである廻立夫妻の移動製材所へと向かった。それぞれの木の性質に合わせてノコを回す技術と、夫婦の息の合った動きに魅せられた。
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移動製材所からメイン会場である旧江刈川分校に向かった参加者一同は、最初の授業である千住博師範による地元素材を使った絵画教室に臨んだ。千住氏が普段実際に使う岩絵の具の数々と絵筆を使用しての実体験に、数多くの参加者が感激した。
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千住氏授業に引き続き、増田明美氏による「スポーツについての講義と実践」が校庭にて行われた。あいにく、途中から雨に見舞われたが、増田氏による豊富な経験談に参加者は聞き入り、体を動かすことの重要性を再確認した。
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一日目の授業を終えた参加者は、夕食会場であるグリーンテージへと向かい、地元の食材を楽しんだ。講師と地元達人は、地域の蕎麦屋である「森のそば屋」にて夕食をとった。20
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食後、再び会場の分校に集まった参加者は、幻想的なかがり火の周りを踊る、なにゃとやら、葛巻さんさ踊り、小屋瀬盆踊りの歓迎を受けた。その後、各自の関心次第で、蜂谷宗氏による「聞香実技」、谷村新司氏の「夏の炉話」、塩野米松氏と地元達人の方々による「手仕事の世界」、地元達人による「民話」のグループに分かれ、車座になって、それぞれの話に聞き入った。参加者有志による琴の演奏もかがり火の周りで行われ、皆で作り上げる「日本再発見塾」というムードを盛り上げた。夜学後、参加者はそれぞれの宿泊地へと戻った。
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